古伊万里風草花紋(こいまりふうそうかもん)
日本酒の醸造法が飛躍的に発達し、全国に広がりを見せたのが江戸時代後期。それ以降、酒器の種類も地域や社会によって多様化し、特に手軽なぐい呑は様々な趣味や嗜好に合わせて広く製造されました。
そんな当時の華やぎに思いを馳せて、古伊万里伝統の染錦技法で草花文様を表した、清艶・華麗なぐい呑。花びらの一枚まで精緻に描き込んだ上絵の妙。艶やかな質感と上絵の立体感演出する下絵の匠。二百余年の時を経てなお源右衛門窯に息づく古伊万里の技を、手のひらの上で存分にご堪能いただけます。
・木箱入