江戸時代から続く伝統的技法「墨弾き」を使い描いた波文様。
その名の通り、墨で波を描き、上から濃(だみ)を施して焼成することにより、描いた部分が白抜きになるというもの。
波文様は「青海波(せいがいは)」とも呼ばれ、源右衛門窯でもなじみ深い文様です。穏やかに打ち寄せる波が延々と連なっていることから、「永遠の平安」を表しているとされています。
また末広がりの扇形にも見えることから縁起が良い模様として古くから親しまれています。
源右衛門窯独特の青みがかった磁肌が醸し出す涼しさを是非そば猪口で味わってみてください。