祥瑞手松竹梅
中国明代末期の景徳鎮で焼かれた上質の染付茶器を、製作陶工の名をとって祥瑞手(しょんずいて)と呼びます。吉祥文様を基調としたその作風は、磁器の世界では一つの伝統様式として今日に継承されています。
文様に描かれる松竹梅は中国の吉祥文である「歳寒三友」に由来します。冬の厳寒期にも葉の緑を絶やさない「松竹」、百花に先がけて花をほころばせる「梅」、それらをもって自然の生命力が力強く表現されたものです。
一人ずつの取皿として絶妙なサイズの銘々皿は同じ柄だけでなく柄違い、形違いで集めても楽しい器です。